富士宮やきそば学会 概要

富士宮やきそば学会とは

富士宮やきそば学会とは

富士宮やきそば学会は、富士宮やきそばを通じて地域を元気にすることを目的として、2000年に市民有志によって設立されたまちづくり団体です。

私たちの目的は、単にやきそばの販売促進を行うことではありません。

富士宮やきそばを地域の誇りある食文化として守り育て、その魅力を発信することで、観光振興や地域活性化、人づくりにつなげることを目指しています。

設立当時、富士宮やきそばは地元で親しまれている存在でありながら、その価値が十分に認識されているとは言えませんでした。そこで私たちは、地域に根付く食文化に光を当て、「富士宮やきそばによるまちづくり」をスタートしました。

その後、全国各地でのPR活動やB-1グランプリへの参加を通じて、富士宮やきそばは全国的な知名度を獲得。2006年、2007年にはB-1グランプリでゴールドグランプリを受賞し、日本を代表するご当地グルメのひとつとして広く知られるようになりました。

2022年には、長年地域で受け継がれてきた食文化として文化庁の「100年フード」に認定されています。

現在も認定店や製麺業者、関係事業者、市民ボランティアとともに、イベント活動、食育活動、人材育成、情報発信などを行いながら、富士宮やきそばの価値を次世代へ伝える活動を続けています。

主な活動

富士宮やきそばの情報発信

全国各地のイベントやメディアを通じて、富士宮やきそばの魅力を発信しています。

食文化の継承

地域の歴史や文化を伝える活動を通じて、富士宮やきそばを次世代へ受け継いでいます。

人材育成

語り部育成アカデミーなどを通じて、歴史・文化・技術を学ぶ機会を提供しています。

食育・地域活動

学校や地域団体と連携し、出前講座を行うなど地域の食文化を学ぶ機会づくりに取り組んでいます。

国内外でのPR活動

富士宮やきそばの魅力を国内外へ発信し、地域のファンづくりや交流人口の拡大につなげています。
海外戦略を目的とした「Mt.FUJI YAKISOBA」のネーミングで商標出願中。

団体概要

団体名 富士宮やきそば学会
終身名誉会長 渡辺 英彦(故人:会長名義は同氏のみ適用)
会長プロフィール
代表 渡辺 孝秀(ふじのみや本舗 代表理事)
代表あいさつ
統括部長 遠藤 崇浩(ふじのみや本舗 理事)
所在地 NPO法人まちづくりトップランナーふじのみや本舗内

「富士宮やきそば」の登録商標の管理については、故:渡辺英彦会長が設立した株式会社プロシューマー(代表取締役:渡辺研介)が行っております。

沿革

年月日 出来事
2000年11月29日 富士宮やきそば学会設立 渡辺英彦氏 会長就任
2002年5月 関連団体 特定非営利活動法人まちづくりトップランナーふじのみや本舗 設立
2002年10月13日 天下分け麺の戦い 富士宮市「富士宮やきそば」 VS 北九州市「小倉焼きうどん」
2004年4月 お宮横丁内にアンテナショップをオープン
2004年9月 「富士宮やきそば」の登録商標される
2005年4月 富士宮駅改札前に「麺’Sステーション」開店
JTBと共同でヤキソバスツアーを決行
2005年12月 富士宮~東京駅を走るバスの愛称として“やきそばエクスプレス”が誕生
2006年2月 第一回B-1グランプリ にて優勝
「愛Bリーグ」(http://www.ai-b.jp/)発足
2007年6月 第二回B-1グランプリにて2連覇「グランプリ受賞」富士宮やきそばが殿堂入り。
2010年 設立10周年
2011年 富士宮やきそば 世界プロジェクトスタート
海外4カ国5都市にて世界展開PR
ニューヨークJAPANブロックフェス出店
2012年 シアトル桜まつり出店
2013年 B-1グランプリエキシビジョンinタイ出店
ローマー・イゾラ・デ・ラ・チネマ出店
2018年 12月19日 会長渡辺英彦氏逝去(享年59歳)
2019年 代表に渡辺孝秀氏就任
2020年 設立20周年
2022年 第1回全国鉄板会議in大阪開催
文化庁「100年フード」に認定される
2023年

5月ニューヨーク JAPAN DAY出店
9月ニューヨーク Japan Fes コナモンコンテスト優勝
3年ぶりB-1グランプリin四日市 準優勝

2024年

11月B−1グランプリin高雄(台湾)出店
12月東北やきそばサミットin福島県なみえ町出店

2025年

9月JapanFesTOKYO出店
10月東北やきそばサミットin福島県なみえ町出店
11月富士宮やきそば学会設立25周年

富士宮やきそば学会 発足膳夜(前夜)

1991年のバブル崩壊後、全国の地方都市と同様に富士宮市においても、中心市街地の空洞化が進み、かつて栄えた街中はシャッター通りと化していきました。そこで、街中を何とか元気にしたいという気持ちが市民の心の中に広がっていました。

平成10年中心市街地活性化法が施行され、平成11年には市役所及び富士宮商工会議所が主催の「中心市街地活性化基本計画策定のためのワークショップ」を開催。ワークショップには、中学、高校生から一般市民、商店主、事業者までさまざまな職種の人達が60名ほど集まりました。

ワークショップの様子

グループに分かれて話し合いが行われ、そこから出てきた「中心市街地活性化のアイデア」を持ち寄りその提案を元に、富士宮市の中心市街地活性化基本計画が策定され、市民参加のワークショップは終了しました。その後も商工会議所が継続して研究会を開催し、「市に提言するだけではなく、街中で何か行動を起こそう」という想いをもった有志が参加し、少しずつ動き始めていました。

富士宮やきそば学会 誕生

後の富士宮やきそば学会会長となる故・渡辺英彦氏(2018年没)のグループも街中の路地におもしろい文化があるのではないかと「ロジカル(路地カルチャー)なまちづくり」という提案をしました。そしてそのグループの話の中で、富士宮市には焼きそば店の数が多いことや焼そばの麺が他と違う事を発見したのです。

故・渡辺英彦会長

どのくらい多いのかを比較するために、静岡県内の焼きそば店を電話帳で調べてみたところ、1万人あたりの焼きそば店の数が他都市では平均3~4店なのに対し、富士宮市は12店舗と格段に多いことがわかりました。

富士宮やきそばとしてまちづくりに活かせないかと、同じグループの都市計画コンサルタントの望月誠一郎氏より投げかがありました。同じくグループ内でも、「そういえば、大学に進学した子どもやお嫁に行った娘からも他の町の焼きそば麺は柔らかくて食べられないから富士宮の麺を送ってくれと言われる」という話から始まり、「小さい頃から、近くの駄菓子屋さんでコシがあって、だし粉を掛けて食べる焼きそばを食べてきたよね」と話が盛り上がり、みんな熱く語り始めました。

「ラーメンでまちおこしをしているのは良く聞くけど、焼きそばでまちおこしをしている所はないよね。富士宮市はこの焼きそば麺をまちづくりに活かしましょう」とその場で話がまとまりました。そこで、リーダーを誰にするかということで全員一致渡辺氏の会長就任が決定し、「富士宮やきそば学会」が誕生しました。

「やきそばG麺」なるものを組織し、夜な夜な市内の焼きそば店の調査を行いやきそばMAPの制作を行いました。そこに飛びついたNHKのアナウンサーが「これは面白い」と取り上げ、そこから、渡辺氏のマスコミうけする話題づくりとダジャレを交えたネーミングセンスなどが相まって、破竹の勢いで富士宮やきそば学会の活動は勢いを増していきました。

9年間で経済効果439億円(データ参照)という驚くべき実績をあげたのです。