富士宮やきそばの特徴
富士宮やきそばは、一般的に販売されている柔らかいやきそば麺とは違い、コシのある麺が特徴です。最初は、「なんだこのいつもと違う麺は」と感じた人も2度、3度と食べるうちに、コシのある麺の食感と独特の味付けが忘れられなくなります。 市内には、それぞれ味にこだわりをもったたくさんのやきそば店があります。
また、麺は富士宮市内にある4つの製麺業者の麺を使用します。その特徴は、一般的な焼きそば麺の製造工程では蒸した後に一度茹でますが、富士宮やきそばの麺は茹でずに急速に冷やし、油で表面をコーティングします。そのため他の麺に比べ水分が少なく、独特のコシが生まれました。
富士宮やきそばが作られ始めた終戦後は冷蔵技術が乏しかったので、日持ちや行商に対応させるためこのような製法が確立していきました。
富士宮やきそばの特徴 10箇条
「富士宮やきそば」の特徴は、麺のコシに代表されますが、その他にも「富士宮やきそば」である所以として10の特徴があります。
富士宮独自にその製法が確立した富士宮の「むし麺」を使っている
富士宮市内にある4つの製麺業者の麺を使用
鉄板にひく炒め油にラードを使用することが多い
動物性の脂なので時間の経過によって味が低下するので、持ち帰りの場合など、早めに食べることをお勧めする。その理由からか、最近では植物油を使う店も増えている
ラードをしぼった後に残る「肉かす」を具材としてほとんどの店で使っている
肉かすはサックリ軽く、ナッツにも似た甘味がある。肉屋によっても使う肉も異なるし、製法も若干違うので肉屋の腕の見せどころ
キャベツは富士宮産高原キャベツを使う店が多い
麺の食感に合わせて歯応えの良いものが好まれるので、水分が多くて春キャベツは向かない。富士宮はキャベツの一大産地でもある
多くの店がソースを独自にブレンドし、味を競っている
メーカーの品をそのまま使う店から市販品を混合するところ、ダシや果物など加えて調味する店まで様々だが、歴史的にウスターソースを使う店が多い。店によってはとんかつソースなどをブレンドする店もある。メーカーとしては、ワサビ印ソース、太陽ソース、火の鳥ソース、おたふくソースなどが代表である
富士山の恵み、美味しい水に誇りをもって調理に使う
富士宮が食材の宝庫なのは、富士山の湧水によるところが大きい。麺加工にも使われるが、ヤキソバの調理に際して麺の硬さを調節するわために使われる水も湧水を直につかっている店もある
削り粉、青海苔、紅ショウガが主なトッピング、具材は店により多様化する
削り粉は鰯が主。鯖も入ることもある。紅ショウガは地元ブランドの”ミカチャン”が最も多く使われている
※現在「ミカチャン」は神奈川県の秋元食品(株)が製造を継承
厚く大きな鉄板が肝心、強い火力で一気に焼くから美味しい
同じ鉄板を40年以上使っている店もあり、長年使い込んだ鉄板は油を吸い込んで上手く焼ける。鉄板と店主は一心同体の関係
店の人が焼く、お客自身が焼く、各店スタイルが違う
お客自身が焼くスタイルの店でも、初心者は焼いてもらうこと、焼き方を間違えるとせっかくの富士宮やきそばが台無しに
鉄板から直に食べる店、皿に盛る店、食べ方も店の個性
鉄板から直に食べるのが富士宮の伝統的駄菓子屋スタイル、唐辛子などをかけて食べればさらに美味しい
以上の調理方法を基本に各店毎に、味付け、焼き方、トッピングなど工夫しており、味わい、食べごたえもバリエーション豊富。ぜひ、すべての焼きそば店を網羅して欲しい!
主な受賞・認定等
- 第三回 しずおか観光大賞
- 第一回 B-1グランプリ 優勝
- 第二回 B-1グランプリ 優勝
- 第三回 日本イベント大賞 制作賞
- 地方自治法施行60周年記念大会 総務大臣表彰
- 外食アワード2010 特別賞
- 文化庁100年フード認定
取り上げられた主なマスコミリスト
- NHK
- SBS静岡放送
- 静岡朝日テレビ
- テレビ静岡
- 静岡第一テレビ
- TBS
- フジテレビ
- テレビ朝日
- 日本テレビ
- テレビ東京
- SBSラジオ
- 山梨放送
- 北海道放送
- 静岡新聞
- 日本経済新聞
- 朝日新聞
- 読売新聞
- 毎日新聞
- 中日新聞
- 日刊スポーツ
- 岳南朝日新聞
- 岳陽新聞
- 富士ニュース
- 週刊文春
- 旅
- 女性自身
- Dancyu
- 女性セブン
- 全国縦断 名物焼きそばの本
- PRIR
- まっぷる
- るるぶ
- 主婦の友
- 週刊女性
- 東海じゃらん
- Hanako
- saita
- 食彩浪漫
- その他多数