富士宮やきそば海外への道のり〜NY準備編〜

おしらせ
羽田到着

富士宮メンバー出発

5月10日早朝、新富士駅からNYに向けて出発しました。
富士宮からのメンバーは、今回のチームの責任者でNPO理事の勝呂早希と、同じく理事の遠藤崇浩の二人です。
羽田までの道中、富士宮やきそばのミニのぼりを背中に挿して歩いていましたが羽田空港のグランドスタッフの方がまさかの富士宮出身だったり、のぼりを見て声をかけてくださる方が何人かいらっしゃいました。
あらためてこのオレンジの視覚的イメージは強いのだと感じました。

JFK空港メンバー集合から買い出しへ

現地時間5月10日AM、JFK空港に到着。日本からは直行便で14時間の長旅でした。
そしてオーストラリアとシアトルのチームメンバー合流。
この数ヶ月、日本・シアトル・NY・AUSと、4タイムゾーンでオンラインしてきた苦労があったので対面できた感動はひとしおです。
息をつく間もなくレンタカーに乗り込みそのままの足でDaiei Trading 様へ。オタフクソースを手配していただいている商社です。

打ち合わせ後はローカルの業務スーパーへ買い出しに。
なかなか治安がいいとは言えないエリアで、長くNYに在住していた石川貴一郎氏のコーディネートがなかったらこの行程は不可能に近しいです。

アメリカのスーパーの広さと品揃えは日本の比ではなく探しものが見つからない。
ロットが大きすぎてキッチンペーパーなどの消耗品は使いづらかったり。
今回のメンバーは全員がNY在住ではないので事前の資材調達が難しく、輸送コストを考えると現地調達のほうがよいと判断したためほとんどの道具と食材をイベント前日の3日間で準備するというタフな計画でした。
しかしヘラ(コテ)については現地調達が出来なかったので事前にヤマト国際便でNY在住の知人宅に送付。GWを跨いでいる影響で間に合わず最終的にスーツケースに忍ばせて税関をくぐり抜けるという手段で切り抜けました。

Otafuku Foods Inc.様 表敬訪問

買い物後はOtafuku Foods Inc.のオフィスに表敬訪問。
日本からソースの輸送は困難なため、アメリカ国内で流通しているオタフクソースを事前に日本に送っていただき、日本のやきそばのウスター系に寄せながらアメリカ人好みの粘度の高い甘めソースなど、今回のイベントに合わせての独自配合に協力いただいています。
富士宮やきそば学会から感謝状とやきそば列伝などのグッズをお渡しし、昨今のアメリカ国内における日本食流通やコナモン食事情など大変貴重な意見交換の場となりました。

今後の日本国内と海外のコナモン文化普及活動についての益々の発展と協力体制をお約束させていただきました。

注:空港から直行のため軽装はご了解いただいております

NY2日目 

引き続き買い出し、食材調達の1日。
合間にイベント会場の視察へ。
会場はマンハッタンUPPER WEST SIDEの中でも最も広いストリート、72st。
6車線のこのストリートが当日は通行止めになります。
写真右手に見える建物はかの有名なダコタハウス。すぐそばのセントララルパークにあるジョンレノンの碑の周りではストロベリー・フィールドが流れていました。
あまりにも広いストリートを目の当たりにし、ここに人が埋めつくされるというのが想像できず、行列をつくれなかったら、、という不安が沸々とわいていました。

その後は関係者全員でイベントへの士気を高める前々夜祭。
(前日の夜は体力温存のため)
「これぞニューヨーク飯!」というステーキハウスで楽しい宴を行い、夜のタイムズスクエアを観光。
チームのコミュニケーションも日に日に深くなっていきます。

NY3日目 〜イベント前日〜 

3日目は残りの買い出しと翌日使う食材の仕込み。関係各所への表敬訪問の1日となりました。
この日はグランドセントラル・ステーション周辺での行動でした。
このあたりは商業ビジネス街、マンハッタンの中心地でもあり途中日系スーパーに立ち寄ったりしながら日本製品の流通事情を確かめてきました。

YAKISOBA含めて麺類の取り扱いも豊富ですが、どれも裏面の作り方を見るとまずお湯を沸かすところからスタートする複雑なレシピです。NY在住の友人も「日本のやきそばはあんなに簡単に美味しく作れるのに」と吐露していました。

日本製の食品がずらりと並んでいます
なぜか大福が多く並んでいます

日系スーパーKATAGIRI内にラーメン店を2店舗構えるBrooklynRamenNYのオーナー様と偶然にも遭遇。普段お店に立つことはほとんど無いそうなのでこれもきっと引き寄せです。
「富士宮やきそば」のことを知ってくださっていたのは光栄でした。
久しぶりに海外でラーメンを食べましたが、あまりに美味しくなっていて衝撃でした。
日本の人気ラーメン店と肩を並べるNY RAMEN!

まず最初の訪問は、イベント運営会社のJfowerd様へご挨拶を。
2016年からNYマンハッタンにおいてイベント運営を行い、今年は通年で20回の開催。
NYにおけるJAPANイベントといえばココ!という確固たる地位を確立させたのはDRAGON山本様。2011年の来米当初からニューヨークの若き日本人コミュニティーを盛り上げ続けてきたカリスマです。
身に纏う凄まじい存在感に圧倒されながら刺激いただく対談となりました。

そして次に向かったのはJETRO NYオフィス。
翌日主催しているイベントの準備でご多忙な日本総領事館の仲村様も駆けつけてくださいました。
JETROの北出様と藤岡様には昨今の日本食事情や輸出事情、今後のMt.FUJI YAKISOBAの可能性について大変貴重なご意見いただきました。
お忙しい中ありがとうございました。

たまたま街を歩いていると偶然にも2011年のブロックフェアに出店した43st.の看板を発見。

ひと通りのアポイントを終え、最後に立ち寄りたかったのはこちら。

故・渡邉英彦名誉会長と自由の女神(2011年の写真)

残念ながらフェリーのチケット売り場のクローズに間に合わず近くまでいけませんでしたが、名誉会長を偲びながらメンバー全員で翌日のイベントの成功にむけて意思を通わせ合いました。

〜イベント当日編に続く〜

【本件に関する問い合わせ先】
富士宮やきそば学会 海外担当
勝呂(スグロ):mt.fuji.yakisoba@gmail.com