【 富士宮やきそばアカデミー 】2010年11月26日(金)~28日(日)

<第9回富士宮やきそばアカデミー>を2010年11月26日(金)~28日(日)の日程で行いました。
このアカデミーは単に「富士宮やきそば」の焼き方だけでなく、富士宮市自体を知り、それを全国に広めてもらうことで富士宮市を訪れる人を増やし、また商標登録している「富士宮やきそば」のブランドを守る目的で2002年に始まり、年に1度開催しています。
今年も自分の店やイベントで「富士宮やきそば」をメニューに取り入れたいと考える飲食店関係者など全国から24名が参加し、3日間の講習を受けました。
初日はオリエンテーションに続いて、渡邉英彦富士宮やきそば学会会長より「富士宮やきそば学会」の成り立ちや、ユニークな名称のイベントを通して情報発信してきた活動の経緯、また商標を守ることの大切さについて講義がありました。続く郷土史研究家渡井正二先生より、「富士宮やきそば」の背景として、富士山本宮浅間大社の門前町である富士宮市の歴史・風土の講義がありました。
夜には市内のやきそば店に移動して焼き方の実習。B-1グランプリでも活躍しているアンテナショップの焼き手による指導の下、グループに分かれて焼き方の実習を行いました。
2日目はバスで市内観光(白糸の滝・田貫湖・富士ミルクランド)と製麺会社(曽我めん・木下製麺所)の見学。富士山のもたらす雄大な景色と新鮮な水や空気に触れ、その中で作られてきた”独特な麺”を学んでもらいました。途中立ち寄ったやきそば店では、焼き方の実習を兼ねた昼食。お互いに作ったやきそばを食べ比べながら技術を高め合いました。
宿舎に戻ってからは、富士宮市役所総合調整室長でもある渡辺孝秀富士宮やきそば学会運営専務の講義があり、富士宮市の現状が語られました。引き続き筆記試験が行われ、これまでの講義や市内観光・製麺会社の訪問で学んだことが出題されました。
一転して夜の懇親会では同じ目的を持つ者同士、和やかに親睦を深め合いました。今回モンゴル人(富士宮市在住)の受講生がおり、そのご主人が懇親会に飛び入り参加し、民族楽器の馬頭琴の演奏を行いました。
3日目はアンテナショップで焼き方の実習の後、実技試験。焼き方の手順や出来栄え・味付けの試験を行いました。筆記試験と実技試験の総合評価の結果、今回は24名全員が見事合格し、「麺許皆伝書」と記念のヘラが授与されました。

やきそばアカデミー やきそばアカデミー やきそばアカデミー
渡邉英彦富士宮やきそば学会会長の講義
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郷土史研究家渡井正二先生の講義
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焼き方の実習
やきそばアカデミー
紅葉の白糸の滝
やきそばアカデミー
会長命名の “みるく菩薩”
(富士ミルクランド)
やきそばアカデミー
懇親会の様子
やきそばアカデミー
第9回富士宮やきそばアカデミー受講者
やきそばアカデミー
麺許皆伝書
やきそばアカデミー
麺許皆伝のヘラ