肉カスづくりの失敗から始まった探究学習。本場・富士宮来訪へ発展

語り部育成

先日、お茶の水女子大学附属小学校の先生から、富士宮やきそば学会へ一本のお問い合わせをいただきました。

5年生の児童4名が探究学習の一環として富士宮やきそばづくりに挑戦しているものの、肝心の「肉カス」づくりがうまくいかず、苦味や油っぽさが残ってしまったとのこと。「もう一度挑戦したいのでアドバイスをいただけないでしょうか」というご相談でした。

富士宮市内でも肉カスを自家製造している店舗は多くありません。そこで学会として相談したところ、富士宮市内の焼きそば店「FUJIBOKU」の須藤さんが快く協力を引き受けてくださいました。

後日、FUJIBOKUの店舗と学校をオンラインでつなぎ、実際の肉カスづくりの様子や富士宮やきそばの特徴について紹介。子どもたちは画面越しに熱心に質問を重ね、真剣な表情で話を聞いてくれました。

さらに学会からは、市内4社の蒸し麺と肉カス、ラードを学校へ送付。富士宮やきそばの特徴である麺の違いも学んでもらえるよう、それぞれの製麺所の麺を食べ比べできる形で提供しました。

その後、子どもたちは再び富士宮やきそばづくりに挑戦。完成したやきそばは、お茶の水女子大学附属小学校で開催された公開研究会で発表され、来校した多くの先生方にも試食していただいたそうです。

後日いただいたご報告では、

「美味しい!」

という声をたくさんいただき、子どもたちも大変誇らしげな表情を見せていたとのことでした。

そして、この公開研究会が土曜日開催だったことから、振替休日を利用して児童のみなさんと保護者の皆さんが実際に富士宮を訪問。

オンラインで学び、実際に自分たちで作った富士宮やきそば。その本場の味を確かめるために、協力いただいたFUJIBOKUへ足を運んでくださいました。

後日先生からは、

「めっちゃうまかった!」
「おまけしてもらった!」
「肉も食べた。卵焼きも食べた、ハートのやつ!」

と、子どもたちが学校で嬉しそうに話していたと教えていただきました。

一度は失敗した肉カスづくり。しかし、その“失敗”がきっかけとなって富士宮やきそば学会への問い合わせにつながり、オンライン学習、研究発表、そして本場・富士宮への来訪へと発展しました。

富士宮やきそばが単なるご当地グルメではなく、子どもたちの探究心を刺激し、人と地域をつなぐ教材になったことを大変うれしく思います。

今回ご協力いただいたお茶の水女子大学附属小学校の皆さま、FUJIBOKU須藤様、そして保護者の皆さまに心より感謝申し上げます。

富士宮やきそば学会では、これからも食文化を通じた学びや交流の機会を応援してまいります。

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